
先輩たちの留学体験
城 宗一郎さん
自分でも実践、
アウトプット型の英語教育

留学先:アメリカ/University of La Verne

異文化を体験したい
もともと海外に行きたいという気持ちが強くありましたが、コロナ禍でなかなか行くことができませんでした。そんななか、大学で海外の文化、人種、宗教の違いについて学ぶにつれ、やはり海外で実際に異文化体験をしたいと思うようになりました。
留学中は大学内にある語学学校に通ったため、現地の大学生たちに囲まれてキャンパスライフを送ることができました。特に学内のカフェテリアにいるときは、現地の学生たちと一緒に大学生活を送っていることを実感できました。
また、ホームステイの体験がとても有意義でした。アメリカでの日常生活を体験できるのは新鮮で、文化の違いを肌で感じることができました。ホストファミリーの家に帰ると、いつも「学校どう?」と話すきっかけをくれ、また話を理解しようと最後まで熱心に聞いてくれ、完璧な英語じゃなくとも伝えようとすることの大切さを感じました。時には間違っていると叱ってくれたこともありました。「異文化」を感じながら、同時に、家族の一員として受け入れられていると感じられました。

英語教育を考える
語学学校ではラテンアメリカやアジアなど各国からの学生たちと共に英語を学びましたが、積極的に生徒に発言を求め、学んだ内容をスピーキングに生かすアウトプットに重心が置かれた授業でした。英語教育を専門にしたいので、私が今まで受けてきた英語教育とは異なるメソッドを実践できたことも大きな学びでした。
語学学校の先生から、スピーキング力を上達させるためには、使いたい単語やフレーズをメモしておき、それらを必ず全て使って現地の人に話しかけることを試すのがいいと言われ、毎日実行しました。そのために言語交換アプリを通じて現地の人々と知り合い、彼らと遊びに行ったり、他大学のサークルに参加させてもらったりしました。一日につき数単語なのですが、欠かさずに継続することで、語彙力が増えるだけでなく、英語を話すモチベーションがとても上がることを実感しました。こういったことは今、教育というものを考えるための糧になっていますし、自分が教員になったときにも役に立つと思っています。