特別講演会「Filming the Camps in USSR and Nazi Germany: Traces and Memory」
ソルボンヌ・ヌーヴェル大学教授のクリスチャン・フェイゲルソン氏を招いて、講演会を開催いたしました。
特別講演会 | 「Filming the Camps in USSR and Nazi Germany: Traces and Memory」 |
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講師 | クリスチャン・フェイゲルソン氏(ソルボンヌ・ヌーヴェル大学、映画オーディオヴィジュアル研究所/東京大学訪問研究員・日本学術振興会招へい研究員) |
日時 | 2022年5月24日(火)13:30~15:30 |
場所 | コンベンションホール(アネックス棟) |
使用言語 | 英語 |
フェイゲルソン氏は政治と映画の関係についての世界的な研究者の一人であり、ここ数年は収容所の表象というテーマの研究で世界の一線で活躍する研究者です。
今回、ソ連の収容所に入れられた日本人についての調査で来日中でしたので、中京大学にも立ち寄ってもらうことになりました。
講演では、1920年代から40年代にかけてのソ連およびナチス=ドイツが国民に見せていたプロパガンダ映像を一部上映し、その言説や表象を分析することによって、当時の人々に対してどのように強制(矯正)収容所について「語っていたか」ということ、そして実際に強制(矯正)収容所に収容されていた人々は、解放されたのちにどのようにその経験を「語る」ことができたか、という議論が行われました。