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国際ワークショップ「International Avant-Garde: Poetics Language and Taste」開催のお知らせ

ワークショップ概要

9月29日(金)、ジョージア(旧国名:グルジア)、ロシアの作家・研究者を招いて、国際ワークショップ「International Avant-Garde: Poetics, Language and Taste」が開催されます。
ジョージアの元文科大臣アレクサンダー・カルトージア氏(トビリシ国立大学)によるジョージアという知られざる国についての紹介、ルスダン・ゴルギラゼ(作家、カルトージア夫人)による著書『独裁者の味覚』(スターリン、ヒトラー、ムッソリーニの時代の食文化についての著作で、昨年ジョージアで文学賞を受賞)の紹介を中心とする第一部と、ジョージアに対して長い間、政治的・文化的支配関係にあったロシアからの視点を中心とする第二部からなります。
第一部は英語での報告、第二部はロシア語での報告になります(日本語の逐次通訳を予定しています)。第一部のみ、第二部のみの参加も歓迎いたします。事前予約は必要ありません。


日付 2023年9月29日(金)14:55~17:55
場所 中京大学名古屋キャンパス
アネックス棟(16号館)6階  アネックスコンベンションホール

国際ワークショップ「International Avant-Garde: Poetics, Language and Taste」

第1部

14:55
・Alexander Kartozia (Tbilisi State University)
Fantastic City: International Avant-Garde in Tbilisi

・Rusudan Gorgiladze (Tbilisi State University)
The Taste of Dictatorship
16:25

第2部

16:40
*ロシア語での報告(日本語の逐次通訳あり)
・Henrieke Stahl (Universität Trier)
「ゲンナジー・アイギの詩的遺産」

・Daniel Jurjew (Poet & Translator)
「ソ連における非公式の詩」
17:55

司会 亀田真澄(中京大学国際学部)
共催 中京大学国際学部
JSPS科研費 国際共同研究強化(B)「多言語多文化芸術運動としてのトビリシ・アヴァンギャルドの歴史的資料調査と考察」(18KK0008)
JSPS科研費 基盤研究(B)「モスクワ・ベルリンを結ぶ革新的芸術理念―セルゲイ・トレチャコフを中心に」(22H00650)
お問い合わせ先 m-kameda@mecl.chukyo-u.ac.jp(中京大学国際学部・亀田真澄)

開催報告

2023年9月29日(金)、国際ワークショップ「International Avant-Garde: Poetics, Language and Taste」を中京大学アネックスコンベンションホールで開催しました。
第一部では、アレクサンダー・カルトージア氏(トビリシ国立大学)による、ジョージア(旧国名:グルジア)についての紹介に加え、ルスダン・ゴルギラゼによる講演では食という私たちの生活に欠かすことのできないものが国家宣伝に用いられた歴史について振り返りました。
第二部では、ダニエル・ユリエフ氏(トリアー大学)のロシア語での報告に、増本浩子氏(神戸大学)が解説を加えるかたちで進められ、ソ連時代の検閲を逃れるため、公的には認められない芸術を人々がどのように受容し、支援し、それによって国家公認の文化とは別の文化がどのように作られたのかということなど、現在のロシアでの言論封鎖を考えるために重要な背景について議論しました。また、増本浩子氏(神戸大学)、ヴァレリー・グレチュコ氏(東京大学)は、近刊の『ハルムスの世界』(増本氏、グレチュコ氏共訳、白水社、2023年)から詩をとりあげ、ロシア語での響きと日本語の響きの比較を、それぞれの詩を両言語で読み上げたうえで参加者とともに検討しました。

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