Event

第1回GLS交流イベントの開催記録を掲載しました

イベント概要

第1回GLS交流イベント「GLS Networking Event: Rethinking Thanksgiving」


日時 2022年12月3日 13:30-16:00
場所 センタービル7階 0705教室
13:30
キーノート・スピーチ
ジェームズ・ダンジェロ(GLS専攻)、亀田真澄(複言語・複文化学専攻)による紹介。
サンクスギビングの伝統や文化を概観するとともに、サンクスギビングが多文化共生の困難や文化搾取といった問題を提起していることを紹介しました。
14:05
14:15
グループ・ディスカッション
サンクスギビングとその問題に関連したトピックに基づき、多彩な背景を持った学生たちによるディスカッションを行いました。
14:05

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2022 GLS Networking Event "Rethinking Thanksgiving"

Date 3rd December, 2022 (Saturday)
Time 13:30 - 16:00
Venue Classroom 0705, Center building, Nagoya Campus, Chukyo University
Speakers James D'Angelo, Masumi Kameda
schedule 13:30-14:05 Keynote speeches
14:15-16:00 Group discussion


開催記録

第1回GLS交流イベントでは、北米で11月第4木曜日に祝われる「サンクスギビング(感謝祭)」をテーマとした対話を通して、日本人学生と留学生とのあいだの学術的交流が行われました。
まず、国際学部の教員2名がサンクスギビングについて紹介しました。
亀田真澄(複言語・複文化学専攻)「Thanksgiving: Celebrating the Historical Myth」では、サンクスギビングという伝統が歴史的事実というよりはアメリカ建国神話として見なすべきであること、そしてサンクスギビングという過程的伝統が国家の危機を乗り越えるための宣伝としての役割も果たしてきたことを紹介しました。また、ネイティヴ・アメリカンの人々からの視点に立つために、祝祭のあり方を問い直す運動があることにも言及しました。

ジェームズ・ダンジェロ(GLS)「Thanksgiving Impressions & Identity: A Personal Narrative over 4 Generations」では、移民がサンクスギビングという祝祭をどのように捉え、家庭の伝統として祝ってきたかということについて、イタリア移民としての祖父母、ご両親の世代におけるサンクスギビングの伝統、食事や祝い方の例から示しました。ダンジェロ家の歴史をありありと感じさせる豊富な写真資料とともに、イタリア文化と混淆したサンクスギビングの伝統が生まれていたことが紹介されました。

次に、参加者たちが互いに知るためのアイスブレーキングの時間を経て、グループディスカッションが行われました。

討論の時間には、祝祭とアイデンティティの結びつき、「心地よい歴史 feel-good history」の問題、祝祭と消費の関係といったトピックについて、参加者たちが出身国の祝祭の例を紹介するなど、互いに事例を持ち寄りながら検討しました。
最後には各グループから1人がグループディスカッションの内容について発表し、ディスカッションの内容を全体で共有しました。

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