先輩たちの留学体験
平光 恵梨さん
バンクーバーから学んだ、
まちづくりと国際開発
留学先:カナダ/ELS Vancouver
バンクーバーの街を感じる
私が留学を希望した理由は、バンクーバーの街について国際開発の視点から考えたかったからです。私は高校1年生のときにバンクーバーへ修学旅行し、ホストファミリーからバンクーバーの街の魅力についてしばしば耳にしましたが、その時には街をしっかりと観察する余裕がありませんでした。中京大学国際学部に入学し、国際開発について学ぶうちに、バンクーバーのまちづくりのことを思い出し、もう一度行きたいと思うようになりました。そして今回の留学では、都市と国際開発の関係を自分なりのテーマとしながら、バンクーバーに暮らし、街の様々な場所へ足を運ぶことができました。そうするなかで、国際的な住民を含めるための街づくりや都市開発について、これから考えていくための基礎ができたように思います。語学以外の目的をもつことで、更に充実した留学になりました。
新しい出会い(味覚も!)
一番の思い出は、留学先で出会った友達と色んな国の料理を食べたことです。世界各国からの移民が多いバンクーバーでは、世界中の料理を楽しむことができます。また、語学学校で出会った韓国やメキシコの友達に彼らの国の料理屋さんに連れて行ってもらい、本場の食べ方を教えてもらいました。
なかでも衝撃を受けたのはメキシコ料理です。私は<メキシコ料理は辛い料理>だと勝手に思っていました。メキシコ人の友達にメキシコ料理を誘われたとき、私は辛いものが大の苦手なため、正直あまり乗り気ではありませんでした。しかし、辛い料理ばかりではなく、オリーブオイルで食べるものもありました。私はそこでタコスを食べましたが、メキシコ人の友達がワカモレというアボカドのソースを頼んでくれ、それを付けると、さらに美味しくなり、感動しました。
おそらく、カナダで彼女らに誘われていなければ、私はメキシコ料理屋に足を運ばなかっただろうし、なによりメキシコ料理の素晴らしさに気付けなかったと思います。帰国した今では、メキシコ料理が恋しくなり、輸入食品店にタコスの生地を買いに行っているほどです。カナダで出会った世界中の友達が自分の価値観を一変させてくれました。心から素敵だと思える出会いに感謝しています。