准教授
千葉 洋平
CHIBA Yohei

プロフィール

学位 博士(文学)
所属 言語文化学科
出身校 筑波大学大学院 人文社会科学研究科 文芸・言語専攻
専門分野 アメリカ文学
研究室 名古屋学舎16号館 3階
担当科目 アメリカ文学・文化, 都市文化デザイン論, 職業としての文学教育, 英語圏文学・文化演習

自己紹介

1930年代のアメリカ文学・文化について主に研究しています。文字媒体から映像媒体が中心になっていく時期において、小説や詩や随筆における表現方法がどう変化してきたかを研究しています。また同時期に見られるアメリカ研究や文学研究という学問自体の形成過程を分析することで、先人が言葉や制度とどのように向き合ってきたかを調べ、現在の英語教育や文学教育に活かすことを目標としています。学部の4年間は、アメリカの大学で学んでいましたので、留学に関しても色々相談に乗れます。

Q
他分野で最も興味がある分野は?
A

知識史。他の全ての学問が何をどう解釈しているかに興味があります。どの学問がどのような疑問や社会状況を経て別の学問へと枝分かれして、今につながっているかは、自分が専門とする学問を知る上でもとても刺激的です。

Q
絶対経験した方がいいことは?
A

時間を忘れるくらい友達と色々なことを話すこと。小さくてもいいので、自分でイベント(旅行や食事会)を計画して、他の人を巻き込んで、楽しい時間をつくること。

主な論文・著書

論文

  • “Behavioristic Reading as a Literary Discipline for Technicians in John Dos Passos’s U.S.A.” (『中部アメリカ文学』 第21号)、1-21頁、2018年3月。
  • 「職業としての大学教育—学問の自由、職業訓練、大学院生」(筑波大学アメリカ文学会『アメリカ文学評論』 第25号)、1-10頁 、2017年3月。

著書・訳書

  • 「ナサニエル・ウェストの『イナゴの日』における演劇性と苦痛の快楽」『天秤と林檎−−アメリカ文学の〈法〉と〈生〉』 越川芳明、杉浦悦子、鷲津弘子編集。東京、悠書館、 2017年。

メッセージ

文学が現実社会とどのように繋がっているかは、わかりづらいかもしれません。私も大学生の頃、文学を学問とする理由がよくわかりませんでした。しかし、文学=小説や小難しい詩、としてではなく、「話」を読んだり聞いたりすることと捉えてみると、私たちの日常は文学的な要素に満ちています。実は、私たちは日常において様々な話によって社会や自然の成り立ちを説明し、お互いを理解し合っているのです。私たちは普段どのような話をしているでしょうか。何気ない話の中に自分が生きる社会を理解する鍵があるのです。

オフィスアワー

水曜日14:00〜15:30

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