教授
郡 伸哉
KORI Shinya

プロフィール

学位 文学修士
所属 言語文化学科
出身校 大阪外国語大学 大学院外国語学研究科修士課程修了
専門分野 ロシア文学、文学理論
研究室 名古屋学舎16号館 2階
担当科目 ロシア語、文学から学ぶ言語文化、ロシア・東欧地域研究、異文化コミュニケーション演習

自己紹介

授業では「文学」関連の科目と「ロシア」関連の科目を担当しています。
「文学」に関連する授業では、扱う対象を特定の国や地域に限定していません。そして、文豪や詩人の書いたものだけが「文学」ではありません。「言語表現」のなかに「人間」が読みとれるなら、どこにでも「文学的探求」が成り立ちます。さまざまな言語材料をもとに、力を備えた「ことば」、それを生みだすメカニズム、背後にある精神や社会、そうしたものをじっくり味わい、考える授業にしたいと思っています。
つぎに「ロシア」関連の科目ですが、いまの世界情勢を念頭に、これらの科目(ロシア語、ロシア・東欧地域研究)を、ロシア、ウクライナ、ベラルーシ、ポーランドなど、最近話題にのぼる地域に探りを入れる場にもしたいと考えています。

Q
もし別の職業につくなら(単なる「憧れ」を含む)
A

時計修理職人(ただしアナログ時計だけを扱う昔風の時計店の店主)。小さい頃、メカニズムを確かめるのが好きで、機械を手あたりしだい分解していました。いまはスマホ、パソコンをはじめ、素人に分解できないブラックボックスばかりなので。

Q
おすすめの映画は?
A

『千と千尋の神隠し』のカオナシは、アニメのキャラクターとしてかなり顔が売れていますが、これは天才的発明物だと思います。ネット上には物知り顔の解説がたくさんありますが、それでわかった気になっては台無しです。他人の解説は用無しにして、自分の感性でカオナシを見なおすことを勧めます。

主な論文・著書

論文

  • 「バフチンの〈時空〉概念の根底」
  • 「ドストエフスキー『白痴』のプロット構造における〈死〉」
  • 「ロシア語の〈スチヒーヤ〉―ロシア人の人間観・言語観をのぞく窓」
  • 「ペテルブルグのエネルギー―文学はそれをどう捉えてきたか」など

著書・訳書

『プーシキン―饗宴の宇宙』彩流社

『チェーホフ短篇小説講義』彩流社

  • 『語りの言語学的/文学的分析』ひつじ書房(共著)
  • プーシキン『青銅の騎士・小さな悲劇』群像社

メッセージ

みなさんは大学で新しい世界に触れます。とりわけ外国語や外国の文化を学びますが、それがめざすことは、自分の言語と文化を新しい目で見ながら、自分の世界を拡大していくことだと思います。日々の学びのどんな事柄もそのきっかけになりうるはずです。そのきっかけを、みなさんといっしょにつかみたいと思います。

オフィスアワー

火曜5限、水曜昼休み

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