准教授
中島 太郎
NAKAJIMA Taro

プロフィール

学位 文学博士
所属 言語文化学科
出身校 早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学 パリ東大学博士課程修了
専門分野 フランス文学
研究室 名古屋学舎16号館 2階204
担当科目 フランス語IA / IB, ヨーロッパ文化研究、芸術から学ぶ宗教文化

自己紹介

専門は19世紀のフランス文学です。文学作品を同時代の歴史や社会に照らして読み解くことを研究テーマにしています。フランス語を始めたきっかけは、その昔エリック・ロメールの映画に魅了されたことでした。その後、実際に渡仏して感銘を受けたのは、フランス人といっても出自は様々であり、「普遍的な」フランス文化も多様なものだということです。グローバル化の時代は、あちこちで歴史や宗教といった文化の根っこにあるものが回帰してくる時代もあります。授業では、言語や芸術を学ぶことを通じて、現在を生きる私たちが、こうした文化の根と結びついていることを伝えられたらと思います。

Q
おすすめの映画は?
A

『カッコーの巣の上で』。約半世紀たった今見ても、強烈なみずみずしさを湛えた作品だと思います。

Q
学生時代の自分は?
A

高校から大学まで合唱をしていました。高校ではベートーヴェンの第九、大学ではハンガリーの国立劇場でカルミナ・ブラーナを歌ったりしました。

主な論文・著書

論文

  • « La Tentation de saint Antoine et le Second Faust. L'allégorie de la Science », Gustave Flaubert 6, Fiction et philosophie, Lettres modernes Minard, 2008.
  • Les Figures religieuses dans l’oeuvre de Gustave Flaubert(博士論文、パリ東大学、2009年)
  • 「『聖アントワーヌの誘惑』における知の変容―ヴォルテール主義からルナン主義へ」、『フランス語フランス文学研究』第98号、2011年。
  • 「『ブヴァールとペキュシェ』における社会的カトリシズム」、『フランス語フランス文学研究』第109号、2016年。
  • « Les notes documentaires et la critique voltairienne des faux martyrs dans le chapitre IX », Y. Leclerc (dir.), Bouvard et Pécuchet, roman et savoir, Revue Flaubert, Université de Rouen, no 15, 2017.

著書・訳書

Entre croyance et savoir. Les Figures religieuses de Flaubert, Presses universitaires de Strasbourg (2021年12月)

  • ギュスターヴ・フローベール(中島太郎訳)『純な心』、大学書林語学文庫、大学書林、2018年

メッセージ

ぜひ興味をもって色々なことに取り組み、視野を広げてほしいと思います。質問はいつでも歓迎です。皆さんにとって、大学での学びが実り豊かなものになることを心から期待しています。

オフィスアワー

木曜日 / 15:00-17:30
備考:事前にメールでアポイントメントを取って下さい。

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