客員教授
鳥飼 玖美子
TORIKAI Kumiko
プロフィール
学位 | Ph.D. |
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所属 | 言語文化学科 |
出身校 | サウサンプトン大学大学院人文学研究科博士課程修了 |
専門分野 | 英語教育学、通訳翻訳学、異文化コミュニケーション学 |
担当科目 | 異文化コミュニケーション特殊講義 |
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自己紹介
東京都生れ。立教大学名誉教授。上智大学外国語学部卒業。米国コロンビア大学大学院で英語教授法修士号(MA)を取得。英国サウサンプトン大学大学院にて博士号(Ph.D.)取得。大学在学中から国際会議、テレビなどでの同時通訳者。その後、大学教員に転じ、1997年より立教大学教授。1998年よりNHKテレビで「ニュースで英会話」等々の英語番組講師及び監修を務める。東京大学及び国立国語研究所などの客員教授を歴任。日本通訳翻訳学会会長、国際翻訳家連盟(FIT)理事、IATIS(international Association for Translation and Intercultural Studies) 理事等を経て、国際協力推進協会理事、中央教育研究所理事、日本開発構想研究所理事など。日本学術会議連携会員。
主な論文・著書
論文
- 「グローバリゼーションの中の英語教育—国際共通語としての英語をどう考えるか」『シリーズ大学 第1巻 グローバリゼーション、社会変動と大学』(岩波書店、2013, p138-167)
- Voices of the invisible presence: Diplomatic interpreters in post-World War II Japan. 2007, Ph.D. thesis, submitted to the University of Southampton.
- Conference Interpreters and their Perception of Culture: From the Narratives of Japanese Pioneers, in R. Sela-Shefy & M. Shlesinger (Eds.). Identity and status in the translational profession (2011, pp.189-207, John Benjamins)
- Oral History as a Research Method to Study Interpreters’ Habitus, in Vorderobermeier, Gisella M. (ed.) Remapping "Habitus" in Translation Studies (Approaches to Translation Studies Vol.40, 2014, pp.135-47, Rodopi).
- Interpreting and Translation in a Japanese Social and Historical Context, The International Journal of the Sociology of Language, No.207 (2011, pp. 89-106, Mouton de Gruyter)
- Nagasaki Tsûji in Historical Novels by Yoshimura Akira, in Takeda K. & Baigorri-Jalón, J. (Eds.). New Insights in the History of Interpreting (2016, pp.75-97, John Benjamins).
著書・訳書
- 『歴史をかえた誤訳』新潮文庫1998年
- 『通訳者と戦後日米外交』みすず書房2007年
- Voices of the Invisible Presence. 2009. John Benjamins..
- 『国際共通語としての英語』講談社現代新書2011年
- 『異文化コミュニケーション学への招待』(編者代表、みすず書房、2011)
- 『一貫連携英語教育をどう構築するか:道具としての英語観を超えて』(編著、東信堂、2014)
- 『英語教育論争から考える』みすず書房2014年
- 『本物の英語力』講談社現代新書2016年
- 『話すための英語力』講談社現代新書2017年
- 『英語教育の危機 』ちくま新書 2018年
- 『子どもの英語にどう向き合うか』NHK出版新書2018年
- 『ことばの教育を問い直す:国語と英語の現在と未来』(苅谷剛彦・夏子との共著)ちくま新書2019年
- 『英語コンプレックス粉砕宣言』(斎藤孝との共著)中公ラクレ新書2020年
- 『10代と語る英語教育〜民間試験導入延期までの道のり』ちくまプリマー新書2020年
メッセージ
国際学部の皆さんが大学生活を送るのは、新型コロナ感染症拡大により世界が大きく変わっている時期です。グローバリゼーションが変貌し、人々の暮らし方、働き方が変わり、教育も大胆かつ迅速な変革を余儀なくされています。 そのような中、この学部で提供される多様な形態の教育ーオンラインと対面を組み合わせた授業やオンラインと海外を組み合わせた留学などで、自律的に多くを学んで下さい。 これからの世界はこれまでとは異なる未知の世界(the unknown)です。そのような時代に最も必要になるのは、自分で考えて判断し、自分らしく行動できる力です。そのような主体性を、この学部で培って下さることを願っています。