教授
亘理 陽一
WATARI Yoichi

プロフィール

学位 博士(教育学)
所属 言語文化学科
出身校 北海道大学大学院教育学研究科 博士課程
専門分野 英語教育学・教育方法学
研究室 名古屋学舎16号館 306号室
担当科目 英語科教育法Ⅰ・Ⅱ、英語科単元構成論、英語教育演習Ⅰ・Ⅱ

自己紹介

主たる研究内容は、1)教育研究の方法論的検討、2)英語授業の教育内容構成理論の構築、3)言語的知識の形成とコミュニケーション活動との有機的連関構造の解明、4)英語教員養成課程におけるpedagogical content knowledge (PCK)の形成過程の解明です。もともとの、そして究極の関心は言語学的成果にもとづいて教育内容・教材を構成し、実際の授業を通じて学習者が「わかる」・「できる」ようになる過程を明らかにすることにあります。英語教員養成に携わってきた経験から、学校教育の一環としての外国語(英語)教育の目的・内容・方法の研究を通じて、みんなが知的喜びを共有でき、生徒も教師も楽しく学べる授業・カリキュラムのあり方を追究しており、その担い手である英語教師(集団)の成長とその支援にも強い関心を持って活動しています。自他にとって心地よいコミュニケーションとはどういうものかを常に考えながら、ことばを駆使してそれを実践する。外国語をそのように学ぶことを通じて自己(認識)、他者へのまなざし、ことばの見方・考え方・使い方のそれぞれに変容がもたらされるような授業を理論的・実践的に形にしていきたいと考えています。プロフィールや活動の詳細はwww.watariyoichi.netをご覧ください。

Q
どんな研究をしているの?
A

主に外国語としての英語の文法指導、教材開発、授業研究を通じた教師教育、そしてそうした教育研究の方法論を研究しています。

Q
中京大学国際学部のいいところは?
A

豊かな環境、専攻・学科を超えて切磋琢磨し合える仲間、多様で個性溢れる教員陣。

Q
おすすめの映画は?
A

https://www.watariyoichi.net/2020/03/08/movies009/ にオススメの映画を挙げています。少年時代に観て依頼大好きなのは『ターミネーター2』、ややマニアックなところでは『アンダーグラウンド』かな。

主な論文・著書

論文

  • 常名 剛司・和田 将延・亘理 陽一 (2023).「学校英語における児童の発音練習に有効な教材の開発」『静岡大学教育実践総合センター紀要』33, 289–294.
  • 亘理 陽一 (2022).「誰がためにGIGAの鐘はなる」『教育』923, 5–12.
  • 亘理 陽一 (2022).「『個別最適な学び』の何が問題か」『学校教育研究』37, 70–83.
  • 亘理 陽一 (2022).「エンハンスメントとアダプテーション: デジタル・テクノロジーによる主体性の行方」『教育学の研究と実践』17, 14–22.

著書・訳書

  • 大津 由紀雄・亘理 陽一(編) (2021).『どうする、小学校英語? 狂騒曲のあとさき』慶應義塾大学出版会.
  • 亘理 陽一・草薙 邦広・寺沢 拓敬・浦野 研・工藤 洋路・酒井 英樹 (2021).『英語教育のエビデンス: これからの英語教育研究のために』研究社.
  • 亘理 陽一 (2021).「外国語コミュニケーション」石井 英真(編)『流行に踊る日本の教育』(pp. 173–198)東洋館出版社.
  • 亘理 陽一 (2018)「英語という言語の特質: どのような英語を学び教えるのか?」酒井 英樹・廣森 友人・吉田 達弘(編)『「学ぶ」・「教える」の観点から考える 実践的英語科教育法』(pp. 4–22)大修館書店.

メッセージ

大学での経験やここで身につける知識、そして用いることばが、人を選別・差別するためではなく、あなたのユニークさや誰かにとってのやさしさとなり、それがあなたにとっての喜びになることを望んでいます。手をさしのべ、手をさしのべられ、手をとりあって、そういう教育・研究をみんなで作っていきましょう。

オフィスアワー

<春学期>火 16:40〜18:10、<秋学期>月・木 16:40〜18:10
出張等で不在のことも多いので、アポイントメントを取って来室することを勧めます。

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