准教授
吉川 次郎
YOSHIKAWA Jiro
プロフィール
学位 | 博士(文学) |
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所属 | 国際学科 |
出身校 | 東京都立大学人文科学研究科 中国文学専攻 |
専門分野 | 中国近代思想史 |
研究室 | 名古屋学舎14号館 4階 |
担当科目 | 「多元的アジア世界の形成」、「グローバル・ヒストリー演習Ⅰ・Ⅱ(アジア)」など |
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自己紹介
近代以降の中国が知識や思想・文化の面でどのような変貌をとげてきたのかに関心があります。また、特に中国の南方地域、そこにつらなるベトナム、さらに日本との接触と交流の歴史を掘り下げていくことで、ローカルとグローバルの複雑で独特なあり方を考えています。
- Q
- おすすめの本は?
- A
-
福永光司『荘子 古代中国の実存主義』(中央公論新社、1964年初版)を大学1年のときに読み、とにかく発想のスケールが広大でいいなあと思いました。
- Q
- 時間があったら何をしたい?
- A
-
これまでに行ったことのない国々を訪れてみたいです。遠いアルゼンチンの港町やトルコに残る古代遺跡をまわろうとすれば、かなりの時間が必要ですね。
主な論文・著書
論文
- 「近代の視線-梁啓超における『民』のイメージと政治思想」『現代中国』第73号、1999
- 「物語世界から見た近代ベトナムと中国・日本―浙江『兵事雑誌』(一九一四~一九二六)所収の小説作品について―」『歴史の理論と教育』第133・134合併号、2010
- 「雲南同郷会と『滇話報』」『国際教養学部論叢』(中京大学)第10巻第2号、2018
著書・訳書
- 「啓蒙知識人としての趙正平―南方への志向と辛亥革命の精神―」高柳信夫編著『中国における「近代知」の生成』東方書店、2007
『近代中国南方のメディア言説―辛亥革命期の雲南・広西とベトナム/日本』風響社、2020
メッセージ
グローバル化には多くの痛みや試練が伴いますが、それ以上に新しい世界を知る価値、地域を越えて人々とつながる喜びがあるはずです。グローバル・ヒストリーとしてのアジア史をともに学び、多様なアジアの熱気と色彩の中へ入って行きましょう。
オフィスアワー
木曜日 / 5時限(春学期)・ 火曜日 / 5時限(秋学期)
場所:14号館403号研究室